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[GTFS Digest] 2025年5月 - cars_allowed へのご意見募集と今月の貢献者への感謝！

2025年5月の GTFS Digest をお届けします！今月は、先月からの重要な提案についてコミュニティで議論が進みました。具体的には、GTFS における cEMV 表示のサポート、距離ベース運賃のサポート、そしてガバナンスプロセスの変更などです。また、内部の停車時刻(stop_time)に関するベストプラクティスや、事業者(agency)の URL を任意とする提案についても興味深い議論が行われています。ぜひ議論に参加してください！

GTFS Digest は、MobilityData によって毎月発行されるリソースで、GTFS に関する最新の動向をまとめています。

私たちは皆さまからのフィードバックを大切にしています。ぜひ このフォーム にご記入いただき、このツールの可能性を最大限に引き出すためにご協力ください。

🏅 コントリビューターへの感謝

helomri
リポジトリへの初めての貢献をありがとうございます！ほんの小さな編集上の変更でも、採用者の体験を大きく改善する助けになります。

Felix Grundling
MOTIS における GTFS Flex のサポートおめでとうございます！

Aaron Antrim, Cody Kraatz, Bibiana McHugh, Weston Shippy, Stefan de Konink, & Brian Ferris
先月の GTFS Schedule ガバナンスに関する議論へのご貢献ありがとうございます。皆さまのコメントは、この変更のサポートを確固たるものにする助けとなっています。

🗳️ 現在投票中

trips.txt に cars_allowed フィールドを追加 #547

このPRは、trips.txt に cars_allowed フィールドを追加することを提案しています。フェリーに関する車両情報を GTFS に追加する方法については、issue #466 で多くの議論がありました。議論は、stop_times.txt を使う方法と trips.txt を使う方法のどちらを採用するかに集中していました。

🚀 最近採用されたもの

便の変更(trip modification)に関するさらなる明確化 #542
このPRは、便の変更(trip modification)に関する誤解を明確にし、以下を含みます:

  • 提供されるルート形状(shape)は完全な形状であるべきであることの明示
  • GTFS-rt 内での id の使用に関する明確化
  • 関連付けられたエンティティは同じフィード内で行うべきであることの明確化
  • TripProperties 内の shape_id の定義が、リファレンスと proto の間で一致していなかった点の修正

📂 アクティブな提案

[GTFS Fares v2] セマンティクスの明確化 #561
最近の gtfs-fares Slack チャンネルおよびワーキンググループでの議論に基づき、Fares v2 に関連するセマンティクスを明確化します。これには、ローカル時間データ型の導入、「有効運賃区間(effective fare leg)」の追加、および「タイマーは最初に一致した乗車区間(leg)から開始するべき」という明確化が含まれます。

[GTFS-Fares v2] 距離ベース運賃の追加 #556
この PR は、fare_leg_rules.txt および stop_times.txt に複数の新しいフィールドを導入し、さらに新しい fare_leg_distance_rules.txt ファイルを追加することで、距離ベースの運賃システムをモデル化できる新機能を追加します。

communication_period と impact_period の追加 #546
この提案では、2つの新しいフィールドを導入します。communication_period は運行情報(alert)が表示されるべき時間を指定し、impact_period は障害によってサービスが影響を受ける時間を指定します。さらに、一貫性を保つために、これらの新しいフィールドが active_period と相互排他的であることを保証するルールを確立します。

agency.txt および routes.txt に cemv_support フィールドを追加 #545
この提案では、agency.txt および routes.txt に新しい cemv_support フィールドを導入し、乗客が特定の事業者またはルートにおいて cEMV（非接触型 Europay, Mastercard, Visa）を利用して交通サービスにアクセスできるかどうかを示します。

[ガバナンス] 新しい GTFS Schedule ガバナンス提案 #544
MobilityData は、過去2年間のコミュニティからのフィードバックに基づき、現在の GTFS ガバナンスプロセスの更新を提案しています。主な改善点には、より明確なドキュメント、構造化された提案フェーズ、および改訂された投票要件が含まれます。

  • 5月に公開情報セッションが開催され、少なくとも2週間の最終レビュー期間が発表されました。

その他のオープン提案:

🔥 最も活発な議論

agency_url を任意にする提案 #563
Micheal は、一部の事業者にはウェブサイトが存在しないため、agency_url を任意フィールドにすることを提案しています。

stop_times.txt における内部的な通過時刻地点に関するベストプラクティス #560
Michael は、stop_times.txt において、乗客が乗降できないが運行が通過する地点（時刻通過点や運賃に関連する検証ゾーンなど）を含めることが適切かどうかを質問しています。

便の途中での車両の連結・切り離しを許容するための in-seat transfer 要件の緩和 #548
Michael は、便の途中で車両の連結・切り離しが行われることが一般的な National Rail ネットワークにおいて、現在の in-seat transfer の要件に疑問を呈しています。彼は transfer_type = 4 の要件を緩和することを提案しています。

#gtfs における Slack 上の会話

Holger は 定期運行サービスとデマンド型サービスで異なる場合の route type の入力方法 について明確化を求めました。

Michael は 内部の時間調整点を停留所等(stop)として使用すること について質問しました。

#gtfs-fares における Slack 上の会話

Micheal が GTFS-TravelRules 提案と、その提案に対してどのようにコメントを共有できるかについて質問しています。

#gtfs-flex における Slack 上の会話

Felix が MOTIS が GTFS Flex をサポートしたことを発表しました！

💬 GTFS コミュニティに参加する

GitHub: google/transit: コミュニティとアイデアを共有しましょう！公式の GTFS GitHub リポジトリに参加してください。

GTFS-changes: 最新情報をすぐに入手できます。GTFS-changes Google グループに参加して、新しいプルリクエストや投票に関する情報を受け取りましょう。

GTFS-realtime: Realtime に関するすべてを話し合い、最新情報を入手しましょう。このグループでは GTFS Realtime について議論し、質問をしたり、変更を提案したりしています。

GTFS.org: 公式の GTFS ドキュメントサイトです。ここでは GTFS に関する最新のリソースを頻繁に更新しています。

MobilityData Slack: GTFS について質問がある、またはコミュニティとつながりたいですか？GTFS Slack の会話に参加しましょう。1,300 人以上のモビリティ愛好者がチャンネルで活動しており、質問に素早く答えてもらえる素晴らしい場所です。

GTFS Digest をお読みいただきありがとうございます！2025 年以降も最新の GTFS 情報をお届けできることを楽しみにしています。