乗り換え(transfers)¶
ブロック乗り継ぎ¶
ブロック乗り継ぎ(in-seat transfer とも呼ばれます)は、以下の条件を満たす便(trip)の組み合わせに対して利用可能です。
- 便(trip)が連続していること。
- 同じ車両が両方の便(trip)を運行していること。
- 便(trip)が、トランジットフィード内の trips.txt ファイルにおいて同じ
block_id
値で設定されていること。
block_id
を使用してブロック乗り継ぎを有効にする¶
ブロック乗り継ぎは、異なるルートの連続する便(trip)間、またはルートが循環線の場合は同じルート内の連続する便(trip)間で行うことができます。block_id
フィールドを使用して、どの便(trip)が同じブロックに属するか、そして車両に乗ったままの乗り継ぎが可能な場所を指定します。
例えば、以下の trips.txt と stop_times.txt の値を考えてみます。
route_id | trip_id | block_id |
---|---|---|
RouteA | RouteATrip1 | Block1 |
RouteB | RouteBTrip1 | Block1 |
trip_id | arrival_time | departure_time | stop_id | stop_sequence |
---|---|---|---|---|
RouteATrip1 | 12:00:00 | 12:01:00 | A | 1 |
RouteATrip1 | 12:05:00 | 12:06:00 | B | 2 |
RouteATrip1 | 12:15:00 | C | 3 | |
RouteBTrip1 | 12:18:00 | C | 1 | |
RouteBTrip1 | 12:22:00 | 12:23:00 | D | 2 |
RouteBTrip1 | 12:30:00 | E | 3 |
この例では:
- 停留所等(stop) A から停留所等(stop) E までのルートを検索する利用者は、12:00 に Route A の停留所等(stop) A から乗車し、
RouteATrip1
の終点である停留所等(stop) C に到着した後も車両に乗り続けるよう案内されます。これは、同じ車両が Route B のRouteBTrip1
を運行するためです。 RouteATrip1
に乗車している乗客がRouteBTrip1
上の停留所等(stop) まで移動したい場合、この乗り継ぎのために車両に乗り続けることができます。- 同じルート上の他の便(trip)に乗車している乗客は、この選択肢を利用できません。なぜなら、それぞれの便(trip)で異なる車両が使用されているためです。
ループ路線におけるブロック乗り継ぎ¶
ループ路線では、便(trip)の最初の停留所等(stop)と最後の停留所等(stop)が同じであり、同じ stop_id
を持ちます。連続するループ便が同じ block_id
を持つ場合、ブロック乗り継ぎまたは車内乗り継ぎが有効となり、最初の便の乗客は次のループ便にそのまま乗り続けることができます。