運行情報(alert)¶
運行情報(alert)は、ネットワークに障害が発生した際に更新情報を提供することを可能にします。個別の便(trip)の遅延や運休については、通常 便の更新(trip updates) を使用して伝えるべきです。
以下の情報を提供することができます:
- URL - 運行情報(alert)について詳しく説明する自サイトへのリンク
- ヘッダーテキスト - 運行情報(alert)の要約
- 説明文 - 運行情報(alert)の詳細な説明。これは常にヘッダーテキストと一緒に表示されるため、同じ情報を繰り返すべきではありません。
TimeRange¶
運行情報(alert)は、指定された時間範囲内で適切な場所に表示されます。この時間範囲は、乗客にとって運行情報(alert)が有用である全期間をカバーするべきです。
時間が指定されていない場合、運行情報(alert)はフィードに含まれている限り表示されます。複数の時間範囲が指定されている場合、それらすべての時間範囲で表示されます。
EntitySelector¶
Entity selector は、この運行情報(alert)がネットワークのどの部分に影響するかを正確に指定することを可能にし、利用者に対して最も適切な運行情報のみを表示できるようにします。複数の対象に影響する運行情報については、複数の entity selector を含めることができます。
エンティティは GTFS の識別子を用いて選択され、以下のいずれかを選択することができます。
- Agency - ネットワーク全体に影響
- Route - ルート・路線系統全体に影響
- Route type - この種別のルートすべてに影響(例: 全ての地下鉄)
- Trip - 特定の便に影響
- Stop - 特定の停留所等に影響
上記のフィールドを1つの informed_entity
に複数含めることができます。1つの informed_entity
に複数のフィールドが含まれる場合、それらは論理演算子 AND
で結合されたものとして解釈されます。つまり、その informed_entity
に含まれるすべてのフィールド条件を満たす場合にのみ、運行情報が適用されます。例えば、route_id: "1"
と stop_id: "5"
が1つの informed_entity
に含まれている場合、その運行情報はルート1の停留所5にのみ適用されます。ルート1の他の停留所や、停留所5の他のルートには適用されてはいけません。
1つ以上のエンティティに影響する運行情報(例: ルート1と停留所5の両方に関する運行情報)を表現したい場合は、alert
に複数の informed_entity
を追加し、それぞれが影響を受けるエンティティに対応するようにしてください(例: ルート1を含む informed_entity
と、停留所5を含む informed_entity
をそれぞれ追加する)。
原因¶
この運行情報(alert)の原因は何ですか?以下のいずれかを指定することができます:
- 原因不明
- その他の原因(これらの選択肢に含まれないもの)
- 技術的な問題
- ストライキ
- デモ活動
- 事故
- 祝日
- 天候
- メンテナンス
- 工事
- 警察活動
- 医療上の緊急事態
効果¶
この問題は指定されたエンティティにどのような効果を与えるのでしょうか?以下のいずれかを指定することができます:
- 運休
- 減便
- 大幅な遅延(軽微な遅延は 便の更新 を通じてのみ提供するべきです)
- 迂回
- 増便
- 運行変更: 通常乗客が期待する運行とは異なる運行です。例としては、通常の曜日の運行とは異なる祝日ダイヤを事前に知らせる運行情報(alert)があります。
- 停留所等(stop)の移設
- その他の効果(これらのオプションのいずれにも該当しないもの)
- 不明な効果
- 影響なし: 運行情報(alert)は乗客に情報を提供しますが、運行には影響しません。例としては、公聴会の告知やアンケートによる意見募集があります。
- アクセシビリティの問題: 段差のないアクセスに影響するアクセシビリティの問題に関する情報を提供します。例としては、エレベーターの故障や可動式スロープの使用不可があります。